#10 教える/教えられるに序列はあるか
先日、職員室で激論が交わされました。
(本当はこの話題は公開しないつもりでしたがあとから後悔しないため記録に残します サム〜)
とある先生が、「分からない子が教えてもらう、分かる子が教える」というのは「学び合い」ではなく「教え合い」だ。そんなので学力が上がるわけない。(似た意見に、子供に序列化が生まれるのではないかと言われる方もいらっしゃいます)とおっしゃって、内心カチンときました。いや、ブチっと音がしました(笑)
が、私はこの手の話題には、正面からは乗っからない派です。「教え合い」とか「学び合い」とかの違いよりも他の観点から意見は申しましたが。(そのことにすら少し後悔はしたのですが…メンタル豆腐)
でも、今日、ある方のお話を聞いてストンと納得しました。これまでも、本で読んでいた内容なんですが、実際に聞いて、そうだなぁと思ったのです。
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「教える」のは誰のため?それは自分のためだ。相手に分かるように、何度も何度も考えて説明してもっと詳しくなっている。教えることで一番トクするのは自分なんだよ。
じゃあ「教えてもらう」のは誰のためになっている?それはみんなのためだ。全員が達成するのをめざしてるから、あなたは分かろうと努力して聞いているんだよね。だから、人に聞く、教えてもらうのは、みんなのためになっているんだよ。
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そこに本当に「序列」はあるのかという問題。
前々から思っていましたが、「序列」をつくりだしているのは子供ではないのです。
間違いなく、教師なんです。「教える方が偉い」なんて思っているのは今どき教師だけでしょう。
この内容を岡山県のK先生がすごい迫力で語られていました。感動しました。
そして、私もこんな芯の通った教師になりたいと思った一日でした。